ゴーストハントに関することでネタバレになりかねないことを呟く場所。
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死霊遊戯で全体的に感じたのは抑圧。学校全体が息苦しいという。
序盤で「松山にあちこちの霊を憑けて引き上げましょ!!」と提案をした第六感の女、麻衣・・・恐るべし。ラノベ風タイトルは「ヲリキリ様にお願い☆」だね!! ※よい子はお願いしちゃ駄目だよ。
序盤で「松山にあちこちの霊を憑けて引き上げましょ!!」と提案をした第六感の女、麻衣・・・恐るべし。ラノベ風タイトルは「ヲリキリ様にお願い☆」だね!! ※よい子はお願いしちゃ駄目だよ。
前回は「花の園」だったせいか怪現象があると言われても不気味さは感じなかった。表紙がピンクだったし。
今回は学校が陰気くさい。先生が生徒を抑圧している学校・・・パワハラの使い方正しいのかは分からないけど、思うところ度々あった。子供を信頼しない大人ってやだな。こんな学校で安原が飄々と過ごしていたのが不思議。否、こんな学校だから安原の処世術が身についたのか・・・。初見でもSPRメンバーに取り入るのが上手すぎなので怪しい人だと思ってた。つか、この小説、レギュラーメンバーの最初の印象がみんな胡散臭いから始まる・・・。
ぼーさんたちの心霊現象と超能力に関するうんちく・考察はここでは省くつもりだったけど、ジーンの霊媒体質は一級については目を見張った。彼は、異言霊媒(※憑依させて自分の知らない異国語を話す)ができたとのこと。すげーよ、ジーン!!どんだけ有能だったんだよ!!・・・ナル、研究するの楽しかっただろうな・・・。ナルはジーンがいたから孤独を知らなかったのかもしれないね。ホットラインで繋がっていたし、興味は尽きないし・・・。兄弟らしい遊びが研究みたいなものだったんだろうか・・・(妄想モクモク)。
サイコメトリ、霊視による千里眼、過去視・・・視ることには種類があるそうで、真砂子の霊媒はひょっとしたら超能力の一種かもしれないって訳分からんけど、面白いっす。
真砂子と安原の出会いは簡単な紹介だったとして省かれているけど、真砂子はお茶の間の霊感美少女だよね・・・。芸能人を目の前にして息を飲む安原少年を妄想するのが楽しいんですけど!!安原は気安く「好き」っていい人を分かっている気がするんだなー・・・。好意を伝えて感情が揺らぐ人には好きって言わない気がする。からかって遊べる人(=ぼーさん)とかおちょくって遊べる人(=麻衣)、好意の伝わらない人(=ナル、リンさん)限定で戯れに好きとか言う気がする。本命がぼーさんでも構わないけど狙いすぎな気がするのだよ。
GH指折りの災難、ホルマリンブシャァァーーー!!!・・・き、きもちわるぅーー・・・。良かった、これが小説で・・・実写だったら直視できないよ!!
いつもなら一人で行動するなって口を酸っぱくするのに、このときは何故か麻衣を一人で行動させたナル。これは彼らしくないミス!!!でも、目を覚ますときに麻衣の顔をのぞき込んでいたので許す・・・(あう、鼻血吹きそう)
話はそれるけどツイッターで「人って助けられた人に情がわくのではなくて、自分が助けた人に情がわく~(中略)なぜ助けたかっていう理由を求めて好きだからかって脳が勝手に勘違いするらしい(以下省略)」というツィートを見たんですけど、それってナルじゃん!!!?しかし、ナルは勘違いも冷静に分析しそう・・・。自分の感情の機微を認めないナルを思うと切ない。
屍鬼の夏野とは違うと分かっているのだけど、夏野少年は懐に入れた人間には弱くて、挙げ句、心を許していたひとに殺されてしまった・・・。ナルに弱点ができるとすれば、ゆくゆくは麻衣になっちゃうのかな・・・(妄想モクモクモク)ジーン、くれぐれも麻衣とナルを連れて行くのはやめておくれよ!
床が抜けて天井が落ちてきたとき、何事もなかったのようにナル様はPKを使った気がするのですが?くそう、男前だな・・・。
今回で麻衣の夢による霊視がどんどん確立した力として認められた感ある。何も持たなかったはずの麻衣が物語を大きく揺り動かしているのが面白くてたまらないっす。
死霊遊戯で一番好きなシーン・・・麻衣がナルを「嫌い」って罵倒するシーンです。吐き気がするくらいきれいな顔に面と向かって嫌いって罵倒する。対するナルの黒い双方は揺らがない。いいなぁ、なんかゾクゾクする(おまわりさん、ここに変態がおります)。本当はナルは深く傷ついたのかもしれないと思うとたまらんっすね。
波風が立たないナルの心に波風を立てようとする麻衣の姿に心を打たれるんだな。
あらかじめ偶人を使うって公言しなかったのは、松山にお灸を据えるのと、成功する可能性が低いから軽々しく希望を持っちゃいけない危ない橋だったからなんだろね・・・。だから、麻衣の罵倒も甘んじて受けた、それとも返す言葉が無かったのか・・・(いずれにしろ個人の見解でござる)
ナルの謝罪に 自分のふがいなさと、ナルが思ったほどの冷血漢じゃなかったのとの嬉しさで麻衣の感情が爆発してる。この感情の爆発は、恋よりでかくて好き。
※追記 ナル麻衣って恋愛とかCP要素抜きで面白いから カプ成立しなくても好きでいられるなって思える。もし、成立したら万歳どころじゃないけどさ。
SPRのメンバーは麻衣は長生きするって言うけど、あえて言霊なのかな・・・。麻衣の生い立ちとそそっかしい性格を思うと、長生きできるとは思えなくて悲しくなってくる。次巻が確か、麻衣が孤児だと語られる巻だよね・・・。この伏線が何とも言えない。麻衣の単身突入は非力なれど格好良かった。好き。再読のときは助けに来た綾子の優しい声と抱擁に泣けた。麻衣は孤児だから、温もりがどんなに大事か考えると泣けてくるね・・・。
2017年1月29日 改稿
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