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ゴーストハントに関することでネタバレになりかねないことを呟く場所。 今のところ感想と考察、二次創作漫画の後書き等を公開してます。 ブログ内で迷子になりましたらカテゴリー欄の“はじめに(もくじ)”をクリックすると目次ページに戻ります。
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 GHの感想を書くと言いながら、鮮血の迷宮を読み終えた後、感想を書かずに全巻まで2回目の読破を果たした愚か者は私です。おかげでいざPCに向かってもピクシブ漁るかイラスト描くしかしてませんでしたよ。感想の記憶が薄れている自分にごめんなさい・・・。も、もっかい読むかぁ・・・。全然良いけどな!! どうでもいいけど、鮮血の迷宮で暖めていたラノベ風タイトルは「ヴラド様がみてる」でした。・・・・・・すいません、私、マリ見て読んだ事ないです。

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 ゴーストハントを紹介してくれたフォロワーさんからしきりにとある巻は怖いよ!!と注意されてました。4巻までさして怖いと思った話はなかったので、そろそろかな・・・と思ってました。突撃、隣の浦戸さん!!ぐらいの勢いで行こうと思います(真顔)

 今回はこれまでの感想のような焦点が特に見つからないのですけど、強いて上げるならRPG・・・私の大好きなウィザードリィを彷彿してキャキャッしながら読んでました。あと、疑問である事も忘れていた謎が解き明かされてびっくらこいたリンさんの本名と国籍とその腕前ですな。かっこいい。リンさんに関しては読者(←)が聞かなきゃ明かされるって思ってなかったし、聞いても答えてくれそうにないと思ってたから(おい)正体を明かされるのは期待もしてなかった。つか、私、物語(特に現代物)の登場人物のプロフィールって最初から普通の人だろうと決め込んで読んでいるので、小野不由美作品を読んでいると違和感のない魅力的なキャラの設定に悶絶します(たまに辛くて死にそうになるともいう)。 
   

 麻衣の恐怖体験は初めてのホラーっぽい展開にワクワクしました(ア、アレ・・・ヴラドは・・・?)しかしながら、読んでいる途中で風呂に入ることになったのは失敗しましたね。あと、夜の歯磨きの盲点・・・(怖い話を読む前はかならずやっておいた方が良いよ、と親切なフォロワーさん達に忠告を受けていたのに・・・)これを書いている今は怖い話に耐性がついたから大丈夫ですけどね、初見はちょっと怖かったです。
  
  
    森さんの印象・・・この人、つよい(確信)。ナルの取り扱いがよく分かっている人って書くと神々しい(笑)。 リンさんの良い人説が浮上するも、森女史当人は微塵もそんなところは見せなかった・・・。親しみやすい不思議オーラはナルやリンさん以外にも効能があるっぽいのでリンだけを特別視はしてない・・・のか、残念・・・。リンさんの「まどか」って駆け寄るのも恋人って感じではなく、リンは手のかかるナルを抱えているので、ナルをいなしやすい まどか が現れて安堵した、というのがあの再会の穏やかさに込められている気もする・・・。んでもリンと まどか の「~リン(まどか)に聞いた」っていう台詞がお互いにあるのは意味深にとって良いんですかね(ドキドキ)。あと、日本人嫌いに触れたときの思い出話(?)でまどかを泣かせてしまったってリンさん言った。林ってば罪深いヤツだな!!!
 缶をあけられなくてナルに開けて!!って差し出すの可愛すぎるんですが。あえてナルにやらせるのは遊んでいるとしか思えないっすよ、まどか先輩・・・。(ところで缶を開けてって差し出したのがリンさんだったら萌え以外のなにものでもないと気付いた・・・森林、良いですね)
 リンとナルが道ならぬ恋をして駆け落ち中ってうそぶいたけど、リンの家族に反発されて道ならぬ恋をしているのは、実はリンとまどかだったりしないかな。別に恋愛そのものは茨の道とも何とも思って無さそうだけど・・・

 麻衣の身の上。明るくてあっけらかんとした一人称の文体からは信じられなかった。彼女が孤児であると知っても麻衣が孤独な感情と向き合っているのが想像できない。つか、天涯孤独って本当にあるの?って思うけどあるんだろうな・・・ってすとんと思ってしまった。ぼーさんが嫁にもらってやるって言っても、つっぱねるの可愛いし・・・・・・あえて無言のナルがいい。
  
 真砂子が可愛い件。
 一人になっちゃうのはいけないし、綾子も風呂に入るのはどうかと思ったよ!!でも、誰かのせいにしない麻衣って偉いなって思う。ほんと、自分だったら責任転嫁しちゃいそうな場面で麻衣の心の清さが眩しい。いやでもねー、真砂子が嫉妬してるの可愛い。んでもってナルのことをよく見ている・・・。ひょっとしたら他のメンバーも、ナルが麻衣に向ける感情がむき出しの苛立ちであることに気付いているのかな。台詞の端々から、麻衣が嫌な子だったらいいのに、素直で可愛いから嫌いになれないっていうのが伝わる。それだけに、こんないい子だからナルが麻衣に無自覚で惹かれているっていうのは分かっているんだろうな。
 ナルの奥さんになるのはどんな人か?私は麻衣に一票。まどかさんやリンさんもそう思っている節がありそう。麻衣視点の一人称だと憶測になるのがもどかしいよー。

 まぁ、なんかアレですね、浦戸さんの恐怖より萌えが打ち勝ってますね。柱の陰から見られてても平気だよ、うん。
   
 初めて読んだときは、ナルがサイコメトリストであることは微塵も知らなかったので、麻衣が血なまぐさい悪夢を見た後カップを差し出したときは純粋に「ナルって実はいいヤツ・・・?///」ってときめいた。
 話は逸れるけれど、サイコメトリの詳細を知ると、ナルの優しさの根底はどこから来るのか、考えると悲しい感情を含むようになりました。「同情からくる優しさ」と「辛さを知っているorトラウマがあるからこその優しさ」って違うし、後者だと「いいヤツ」の一言じゃ括れないものがあるんだよ。ナルが幼い頃に犯罪者や被害者と精神と同調したことがあるとwebの海から情報を得たけど・・・辛いなぁ。

 ナルはジーンがいなかったら心だけ死んでもおかしくなかったと思う。ジーンはナルと共有している闇・心の傷を上手く誤魔化したり癒やしたりしていたんだろう。一方、霊媒でフラフラ流されやすいジーンに対しナルは流されないための重りみたいな役割があったんじゃなかろうか。もしくは、ナルが心配で可哀想で可愛くてたまらなくて執着してる(ぇ)。
 ナル自身は誰よりもジーンの寂しがりなところを知っていたから、はるばる日本まで探しに来たんだろうか・・・。ナル自身のジーンの執着は全く分からなかったけど(ジーンに対する言葉もぞんざいだし)言葉では言い表せない親愛があったんだろう・・・。
 ジーンが糸の切れた凧みたいにどこかにいってしまった、喪失感、漠然とした死とのリンクが濃厚になる。
 ナルは自分の心情に関することは何も言わないから分からないけど。ナルは心の奥底のトラウマは誰にも見せたくなさそう。見せたくないと言っても否応なしにジーンには知られていたから、感情を晒すっていう機能が乏しいのかも。ジーンを失って、ジーンに似た麻衣との出会いは運命としか言いようがないのだけど・・・話が最終巻に触れているので次巻に向かいます。

【追記】
 当時の自分、ナルに夢を見すぎだ…。この頃、悪夢の棲む家を読めてないから、そういった意味では面白いっす。

2017年1月29日 改稿
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