ゴーストハントに関することでネタバレになりかねないことを呟く場所。
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どっちかというとお堅い印象のあった文体の「黒祠の島」から一転、「東亰異聞」の文体は柔らかい練り飴のように感じた。柔和とは違う。作りかけの練り飴を伸ばして、その形が定まる様子が美しくて、どんな飴細工ができるのか目を見張る流れるような、主上にしては珍しい文体。参考文献に歌舞伎の文字があったら芸事の世界の語り口なんだろうか。
物語を解決に導く存在が終盤で出てくるのが惜しいところ!!格好いいのに。最初から登場していたら鬼談の物々しさに水を差すからだろうか。直と常の関係にわくわくしていただけに、直が亡くなったときは愕然とし、常が闇にあっという間にさらわれてしまったときは呆然としてしまった・・・。魅力的なキャラクターほど儚いので辛い(泣)。初子さん、怖い(震え)。万造、テメェ(怒)。輔、未来は君に託した、つか君の活躍がもっと見たい。そんな、本棚に置きたい一冊。
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