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ゴーストハントに関することでネタバレになりかねないことを呟く場所。 今のところ感想と考察、二次創作漫画の後書き等を公開してます。 ブログ内で迷子になりましたらカテゴリー欄の“はじめに(もくじ)”をクリックすると目次ページに戻ります。
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GHの二次創作をやりたいならば不可思議なお話に慣れ親しんでおかないとね、というチョイスで選びました。地元の図書館の夏彦本は充実しているので読破したいところです。

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 速読トレーニングしたくせに本を開いたとたん、この本はゆっくり読もうと思いました。フォントにね、こだわりがあるようでじっくり眺めたくなるんですもの。よくよく見るとフォントだけじゃない、余白のヘッダーとタイトルの位置が毎ページ動いてる!!へぇ、なんか凝ってる、おしゃれだぁ・・・と呑気に思っていたのだけど、2話目ぐらいから、とある怪談を思いだしてよく分からないものがどこかのページに写って(映って)いるんじゃないか・・・と文字なのによからぬ想像力が働いた摩訶不思議な本でした。にしても、こういう文字レイアウトの同人誌を作ったら素敵じゃないですかね。
 京極本は分厚いけど読みやすい印象がありました。分厚くない(笑)この本も読みやすい文体だし。(ワーキングメモリが小さいうゆみは小野不由美本は難解で何度も同じページを読んだりします・・・。ちなみに伊東計劃は読みやすいけど、円城塔の文体は読みこなせません)

 スピチュアルな世界の話で、波長は上に行くほど美しい極楽で、下に行くほど幽界、地獄とよばれるようなどんよりしている世界だそうで(詳しくはない)。波長がどん底を思わせた「空き地の女」の女の汚い語り口調の情景は、幽界にリンクしてしまったように見えました。それを思うと、この本の怖い話に通じるのは生きながら幽界に紛れ込んでしまったことなのでしょうか。最後の話は天国に近いお話でしたけれどね・・・。
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